【七夕の絶望】織姫と彦星、光の速さでLINEしても返事は「●●年後」!?
7月7日は七夕ですね。短冊に願い事を書いたり、夜空を見上げたり。
2026年7月7日。晴れることを祈ります。
七夕といえば、離れ離れになった「織姫(おりひめ)」と「彦星(ひこぼし)」が、年に一度だけ天の川を渡って会うことができるロマンチックな日……。
ですが、ここでちょっと大人の野暮な視点、いえ、「宇宙の現実」をのぞいてみましょう。 実はこの2人、現代の私たちが考えると、絶望的な大遠距離恋愛中なんです。
結論:2人の距離は「16光年」
織姫の星(こと座のベガ)と、彦星の星(わし座のアルタイル)。 夜空では天の川を挟んで比較的近くに見えますが、実際の宇宙空間での距離は、なんと約16光年も離れています。
「光年」とは、光の速さで進んで1年かかる距離のこと。 つまり、2人の距離は「光の速さで進んでも16年かかる場所」にあるのです。
これがどれくらい絶望的か、現代の連絡ツールで例えてみましょう。
もし、彦星が寂しさに耐えかねて、スマホから光の速さ(電波)で、 「今から会いに行っていい?」 と織姫にLINEを送ったとします。
そのメッセージが織姫のスマホに届くのは、16年後です。 そして、それを見た織姫が嬉しさのあまり、秒速で「うん、待ってる!」と返信したとします。
その返事が彦星のスマホに届くのは、さらに16年後。 ……そう、たった一往復のやりとりに「32年」もかかってしまうのです。
「既読スルーかな?」と不安になるレベルではありません。送ったことすら忘れてしまいそうな歳月ですよね(笑)
そもそも「年に一度」は不可能なスピード?
さらに切ない事実があります。
仮に、2人が中間地点で待ち合わせをするとしましょう。 1年に1回会うためには、毎年、お互いに8光年ぶんの距離を移動しなければなりません。
これを1年(365日)で移動しようとすると、計算上、光の速さの8倍という、アインシュタインもびっくりな超光速で宇宙を爆走する必要があります。これではロマンチックなデートというより、命がけの限界宇宙飛行です。
ちなみに、もし新幹線(時速300km)で織姫が彦星に会いに行こうとすると、片道だけで約5,000万年かかります。年に一度どころか、人類の歴史が始まる前から出発していても、まだ出会えていません。
まとめ:だからこそ、夜空の2人を応援したくなる
星の距離を現実的に考えると、なんとも過酷な環境にいる織姫と彦星。
ですが、そんな途方もない距離にある2つの星が、地球から見ると天の川を挟んで綺麗に輝いている――それ自体が、宇宙の不思議でありロマンですよね。
今年の7月7日の夜、もし晴れていたら、ぜひ夜空を見上げてみてください。 そして、32年越しのメッセージのやり取りに思いを馳せながら、「お疲れ様です……!」と心の中で2人を応援してみて!
それでは、素敵な七夕の夜を。